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MLBプレーオフチーム分析 シカゴ・カブス

打撃陣(AVG-HR-RBI-SB-OBP-OPS)

オーダー

8 ファウラー

5 ブライアント

3 リゾー

7 ゾブリスト

6 ラッセル

9 ヘイワード

4 バイエス

2 コントレラス

投手成績

SP レスター

SP ヘンドリックス

SP アリエタ

SP ラッキー

SP ハメル

RP モンゴメリー

RP ウッド

RP ストロップ

RP ロンドン

CL チャップマン

チーム成績:103-58(NL中地区1位)

チーム打撃:1試合平均得点|4.99 (2) 打率|.256 (6) HR|199 (5) 盗塁|66 (11) OPS|.810 (1)

1番のファウラーが出塁率が高く、2、3番のブライアント、リゾーという右左の主砲がともにMVP候補に上がる大活躍。さらに、その後もゾブリスト、ラッセルといったところが確実にランナーを返し続けた。FAで加入したヘイワードの絶不調を除いて、大きな誤算もなくバランスの良い打線となった。

チーム投手:防御率|3.15 (1) 先発防御率|2.96 (1) リリーフ防御率|3.56 (4) 失策|101 (7) DRS|+95 (1) 

サイヤング賞候補のレスター、最優秀防御率のヘンドリックス、昨年のサイヤング賞のアリエタなど強力な先発投手陣はチーム全体での防御率が2点台と驚異的な数字で103勝を挙げた最強チームを引っ張った。。リリーフが唯一の不安点だったが、チャップマンを獲得してさらにその弱点も埋めた。守備陣はラッセル、バイエズ、ヘイワードなど高い守備力を持つ選手が多く、DRSはダントツの+95。また、バイエズ、ゾブリスト、ブライアントなど複数のポジションを高レベルで守れる選手が多かったのも特色だ。

 

打撃陣(投、打)

24 CF ファウラー(右、左)

G|125 AVG|276 HR|13 RBI|48 SB|13 OBP|393 OPS|840 WAR|4.2

対右ミート|D 対左ミート|C パワー|D 走力|B 守備力|E

昨オフFAとなり、キャンプイン後にカブスに残留すると、今年も持ち味の出塁率の高さでブライアント、リゾーの前に高確率で出塁し、リードオフマンとして活躍。課題だった守備も今シーズンはDRSがマイナスにならず、改善された。

17 3B/LF/RF ブライアント(右、右)

G|155 AVG|292 HR|39 RBI|102 SB|8 OBP|385 OPS|939 WAR|7.7

対右ミート|C 対左ミート|C パワー|A 走力|D 守備力|C

2年目ながら、本塁打ランキング3位で今年のナショナルリーグMVP最有力候補。長距離砲だが、MLBのトレンドなどに乗り、7月からは2番に定着した。また、本職のサードだけでなく、外野も守る守備面での柔軟性でもチームに貢献した。

44 1B リゾー(右、左)

G|155 AVG|292 HR|32 RBI|109 SB|1 OBP|385 OPS|928 WAR|5.7

対右ミート|C 対左ミート|E パワー|A 走力|D 守備力|B

3年連続30本塁打達成し、得点圏打率.341の勝負強さでNL打点ランキング2位。右の主砲ブライアントとのコンビはどこまで進化していくのか興味がある。

18 2B/LF/RF ゾブリスト(右、両)

G|147 AVG|272 HR|18 RBI|76 SB|6 OBP|386 OPS|831 WAR|4.2

対右ミート|E 対左ミート|C パワー|D 走力|D 守備力|D

内外野守り、両打ちの史上最強のユーティリティープレイヤー。35歳というベテランながら、4年契約したカブスには疑問の声も上がったが、今年も安定した成績を残し、ワンランク上のチームに押し上げた。

27 SS ラッセル(右、右)

G|151 AVG|238 HR|21 RBI|95 SB|5 OBP|321 OPS|738 WAR|4.3

対右ミート|E 対左ミート|F パワー|C 走力|C 守備力|A

22歳の2年目で今年は本職のショートで固定されると、高い守備力でオールスターにスタメン出場。打撃は打率こそ低いが、20本塁打を達成し、前の打者の出塁率の高さにも助けられた95打点は今年のMLBのショートでトップ。

22 RF/CF ヘイワード(左、左)

G|142 AVG|230 HR|7 RBI|49 SB|11 OBP|306 OPS|631 WAR|1.5

対右ミート|F 対左ミート|F パワー|E 走力|B 守備力|A

8年1億8400万ドルの超大型契約で移籍した三拍子そろった外野手。しかし、今年は絶好調のチームの中で1年間極度な打撃不振で長打率がリーグ最下位など自己最低な成績に終わった。しかし、走塁と守備ではチームに貢献した。

9 2B/3B バイエズ(右、右)

G|142 AVG|273 HR|14 RBI|59 SB|12 OBP|314 OPS|737 WAR|3.4

対右ミート|E 対左ミート|D パワー|D 走力|C 守備力|A

今年のカブスを象徴するような23歳の内野手。主にセカンドとサードを守り、どちらでもゴールデングラブ賞級の守備を披露。自軍の先発投手の特性に合わせてスタメンポジションを変えた(例えば、カッターが武器のレスターが先発のときはより打球が飛んでくるサードなど)。意外性のある打撃でも活躍した。

40 C/LF コントレラス(右、右)

G|76 AVG|282 HR|12 RBI|35 SB|2 OBP|357 OPS|845 WAR|1.8

対右ミート|E 対左ミート|C パワー|C 走力|E 守備力|E

去年彗星のごとく現れたシュワーバーが怪我で今季絶望になった後、6月にメジャーデビューすると捕手とは思えぬ打撃力で定着。プレーオフでもヘンドリックスとラッキーが先発時にはスタメン出場されるだろう。

47 C モンテロ(右、左)

G|86 AVG|216 HR|8 RBI|33 SB|1 OBP|327 OPS|684 WAR|-0.3

対右ミート| 対左ミート| パワー|E 走力|E 守備力|D

去年のレギュラー捕手だが、攻守ともに精彩を欠き、出番が減った。アリエタ登板時にマスクをかぶることが多い。

3 C ロス(右、右)

G|67 AVG|229 HR|10 RBI|32 SB|0 OBP|338 OPS|784 WAR|1.7

対右ミート| 対左ミート| パワー|E 走力|E 守備力|B

今年限りで引退を表明しているレスターの専属捕手。今シーズンは少ない打席数ながら、2007年以来の二桁本塁打も達成し、有終の美を飾った。

2 IF ラステラ(右、左)

G|74 AVG|270 HR|2 RBI|11 SB|0 OBP|357 OPS|763 WAR|0.6

対右ミート|D 対左ミート|E パワー|E 走力|E 守備力|E

68 LF/RF ソラー(右、右)

G|86 AVG|238 HR|12 RBI|31 SB|0 OBP|333 OPS|769 WAR|0.2

対右ミート|F 対左ミート|D パワー|C 走力|E 守備力|E

去年プレーオフで打率.474、3本塁打と爆発し、レギュラー獲得を期待されたが、粗い打撃と守備力など課題も多く、出場数を減らしてしまった。しかし、ツボに入った時のパワーは魅力的だ。

8 LF コグラン(右、左)

G|99 AVG|188 HR|6 RBI|30 SB|2 OBP|290 OPS|608 WAR|-0.5

対右ミート|F 対左ミート|G パワー|D 走力|D 守備力|D

今年はカブスからアスレチックスに移籍したが、またシーズン途中にカブスへ復帰。去年は16本塁打を放ったが、成績を見ればわかる通り、今年の成績は1年通して低迷していた。

 

投手陣(投)

34 SP レスター(左)

G|32 W|19 L|5 IP|202.2 K/9|8.75 BB/9|2.31 WHIP|1.02 ERA|2.44

平均球速|92.1 持ち球|フォーシーム、カッター、シンカー、カーブ

大型契約2年目の今年は勝利数、防御率ともにリーグ2位の好成績でサイヤング賞候補にも挙げられている。武器は右打者に食い込むカットボール。レッドソックスで3度の世界一を経験している。クイックが苦手。

22 SP ヘンドリックス(右)

G|31 W|16 L|8 IP|190.0 K/9|8.05 BB/9|2.08 WHIP|0.98 ERA|2.13

平均球速|87.8 持ち球|シンカー、チェンジアップ、カッター、カーブ 

昨年わずか8勝だった右腕は今年、倍の16勝を挙げ、NL最優秀防御率に輝いた。武器はコントロールでボールを低めに集める技巧派。今年、ホームで防御率1.32。9/12には9回ツーアウトまでノーヒッター(下記ハイライト参照)。

49 SP アリエタ(右)

G|31 W|18 L|8 IP|197.1 K/9|8.67 BB/9|3.47 WHIP|1.08 ERA|3.10

平均球速|93.7 持ち球|シンカー、フォーシーム、スライダー、カーブ

22勝を挙げた昨年のサイヤング賞投手は今年も18勝。4月5戦5勝、防御率1.00だったが、7、9月は防御率4点台と後半戦にやや調子を崩した。ストレートとスライダーで押す右の本格派。

41 SP ラッキー(右)

G|29 W|11 L|8 IP|188.1 K/9|8.60 BB/9|2.53 WHIP|1.06 ERA|3.55

平均球速|92.8 持ち球|フォーシーム、カッター、ツーシーム、カーブ、チェンジアップ

カージナルスから移籍した38歳のベテラン。今年も安定した投球でここ14年間で13度目の二桁勝利を挙げた。球速も未だに93マイル前後にカッターやカーブを混ぜる投球は昔から全く変わっていない。

39 SP ハメル(右) 

G|30 W|15 L|10 IP|166.2 K/9|7.78 BB/9|2.86 WHIP|1.21 ERA|3.83

平均球速|92.1 持ち球|フォーシーム、スライダー、ツーシーム、カーブ

自己最多の15勝を達成したがプレーオフでは先発5番手であるため、プレーオフでの起用は限られるだろう。

38 RP モンゴメリー(左)

G|49 W|4 L|5 HLD|5 K/9|8.28 BB/9|3.42 WHIP|1.17 ERA|2.52

平均球速|93.6 持ち球|フォーシーム、カーブ、カッター、チェンジアップ 

7月のトレードデッドラインでマリナーズから移籍した左殺しのリリーフ。去年は先発投手だったため、長いイニングでの起用も可能。

37 RP ウッド(左)

G|77 W|4 L|0 HLD|3 K/9|6.93 BB/9|3.54 WHIP|1.13 ERA|2.95

平均球速|90.5 持ち球|フォーシーム、カッター、スライダー、ツーシーム

46 RP ストロップ(右)

G|54 W|2 L|2 HLD|21 K/9|11.41 BB/9|2.85 WHIP|0.89 ERA|2.85

平均球速|94.3 持ち球|フォーシーム、カーブ、スライダー、チェンジアップ 

後半戦怪我で一時期戦列を離れたこともあったが、今シーズンも中継ぎの柱として活躍した右の本格派投手。今年は課題とされていた与四球の多さを改善した。

56 RP ロンドン(右)

G|54 W|2 L|3 SV|18 K/9|10.24 BB/9|1.41 WHIP|0.98 ERA|3.53

平均球速|96.0 持ち球|フォーシーム、スライダー、ツーシーム

ここ2年クローザーを務め、チャップマン加入までもクローザーを務めていたが、8月からはセットアッパーに転向。しかし、チャップマン加入後防御率7点台と絶不調。平均96マイルの速球とスライダーで押す典型的な本格派のリリーフ投手。

54 CL チャップマン(左)

G|59 W|4 L|1 SV|36 K/9|13.97 BB/9|2.79 WHIP|0.86 ERA|1.55

平均球速|100.4 持ち球|フォーシーム、スライダー

平均の球速が100マイル超えの人類最速投手。今年はDV事件により開幕から30試合の出場停止されたが、復帰後は全く影響ない投球をした。シーズン途中にヤンキースからトレードで加入した。

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