top of page

MLBプレーオフチーム分析 ボストン・レッドソックス


オーダー

4 ペドロイア

6 ボガーツ

D オルティーズ

9 ベッツ

3 ラミレス

5 ホルト

8 ブラッドリーJr.

2 リオン

7 ベニンテンディ

投手成績

SP ポーセロ

SP プライス

SP バックホルツ

SP ロドリゲス

SP ポメランツ

RP ケリー

RP ロスJr.

RP バーンズ

RP ジーグラー

RP 上原

CL キンブレル

チーム成績:93-69(AL東地区1位)

チーム打撃:1試合平均得点|5.42 (1) 打率|.282 (1) HR|208 (7) 盗塁|83 (6) OPS|.810 (1)

得点力は他のチームよりも一つ抜きん出ている。今年限りで引退する打点王のオルティーズを筆頭にMVP候補のベッツ、怪我が癒え、本来の力を出したペドロイアなどの主力だけでなく、リオン、ブラッドリー、ベニディンティなどの台頭で下位打線まで全く気が抜けない恐怖の打線でわずか1試合出場に終わったサンドバルの穴など全く感じさせなかった。

チーム投手:防御率|4.00 (4) 先発防御率|4.22 (3) リリーフ防御率|3.56 (5) 失策|76 (2) DRS|+49 (2) 

先発陣は自己最多の22勝を挙げたポーセロが引っ張った。大型契約1年目のプライスは尻上がりに調子を上げ17勝したが、3番手以降は特にナックルボーラーのライトが怪我で離脱した後、あまり定まらなかった。リリーフ陣は駒が揃っているが、9月終盤やや打ち込まれたキンブレルが不安。

 

打撃陣(投、打)

15 2B ペドロイア(右、右)

G|154 AVG|318 HR|15 RBI|74 SB|7 OBP|376 OPS|825 WAR|5.6

対右ミート|B 対左ミート|C パワー|D 走力|C 守備力|C

ここ数年、怪我に悩まされ不本意なシーズンが続いていた生え抜きは今年、3年ぶりの3割をマークするなど、本来の力を発揮し、強力打線の上位打線でチームを引っ張った。特に後半戦は打率.335など絶好調だった。

2 SS ボガーツ(右、右)

G|157 AVG|294 HR|21 RBI|89 SB|13 OBP|356 OPS|802 WAR|3.7

対右ミート|C 対左ミート|C パワー|C 走力|B 守備力|E

去年、打率.320をあげブレイクした勢いそのままに前半戦は打率.329でオールスターでもスタメン出場した。ただ、後半戦に失速し、打率3割すら切ってしまった。しかし、まだ24歳でベッツやブラッドリーJrなどと今後のレッドソックスを背負っていくのは間違い無いだろう。

34 DH オルティーズ(右、左)

G|151 AVG|315 HR|38 RBI|127 SB|2 OBP|401 OPS|1.021 WAR|5.1

対右ミート|B 対左ミート|C パワー|A 走力|F 守備力|G

今年、引退を表明したが、全く衰えを感じさせず、打点王に輝いたボストンの”ビッグ・パピ”。自身4度目のチャンピオンリングを手に入れ、優秀の美を飾ることはできるか?

50 RF ベッツ(右、右)

G|158 AVG|318 HR|31 RBI|113 SB|26 OBP|363 OPS|897 WAR|9.6

対右ミート|B 対左ミート|E パワー|A 走力|B 守備力|A

今年、去年からさらにワンランク上の選手に成長したアメリカンリーグのMVP候補。1試合3本塁打を達成するなど記憶にも残る活躍を残した。開幕からずっと1番を打っていたが、終盤戦から中軸を任されるようになった。打撃だけでなく、守備走塁も一流。

13 1B ラミレス(右、右)

G|147 AVG|286 HR|30 RBI|111 SB|9 OBP|361 OPS|866 WAR|2.8

対右ミート|E 対左ミート|A パワー|B 走力|C 守備力|E

移籍1年目の去年は怪我や慣れないレフトへのコンバートなどで不調に終わり不良債権化が心配された。だが、1塁にコンバートされた今年は本来の打撃を見せ、2008年以来の30本塁打を達成。9月だけで10本塁打放つなど尻上がりに調子を上げた。

12 UT ホルト(右、左)

G|94 AVG|255 HR|7 RBI|34 SB|4 OBP|322 OPS|705 WAR|1.2

対右ミート|C 対左ミート|G パワー|E 走力|D 守備力|D

内外野ともにそつなくこなすユーティリティープレイヤー。終盤戦はそれまでサードのレギュラーだったショーが不振に陥り、対右投手用でサードとしてスタメンで多く出場した。

25 CF ブラッドリーJr.(右、左)

G|156 AVG|267 HR|26 RBI|87 SB|9 OBP|349 OPS|835 WAR|5.3

対右ミート|D 対左ミート|E パワー|B 走力|C 守備力|B

昨年までの3シーズンで合計14本塁打だった守備の人が今年26本塁打を放つ意外なパワーを発揮し、オールスターにもスタメンで選出された。ただ、後半戦は打率.233と低迷。

3 C リオン(右、左)

G|78 AVG|310 HR|7 RBI|35 SB|0 OBP|369 OPS|845 WAR|2.7

対右ミート|D 対左ミート|B パワー|D 走力|E 守備力|D

昨年までの通算打率わずか.187だった男が7月からレギュラーに定着すると意外な打撃力で打率3割をあげ、ブラッドリーJrと共に嬉しいサプライズとなった。

40 LF ベニンテンディ(左、左)

G|34 AVG|295 HR|2 RBI|14 SB|1 OBP|359 OPS|835 WAR|0.6

対右ミート|C 対左ミート|F パワー|E 走力|D 守備力|D

8月にメジャーデビューするとシュアな打撃で対右投手用のレフトのスタメンを勝ち取った22歳の若手。プレーオフではラッキボーイとなり、知名度を上げられるか?

10 C ハニガン(右、右)

G|35 AVG|171 HR|1 RBI|14 SB|0 OBP|230 OPS|468 WAR|-0.9

対右ミート|G 対左ミート|G パワー|E 走力|E 守備力|D

47 3B ショー(右、左)

G|145 AVG|242 HR|16 RBI|71 SB|5 OBP|306 OPS|726 WAR|2.2

対右ミート|E 対左ミート|G パワー|D 走力|D 守備力|B

サンドバルから開幕サードの座を奪うとパンチ力のある打撃と守備力の高さでサードのレギュラーを獲得した。ただ後半戦は打率1割台でプレーオフではサードの座をホルトとヒルに奪われる可能性が高い。

18 3B/2B ヒル(右、右)

G|125 AVG|262 HR|10 RBI|38 SB|4 OBP|336 OPS|714 WAR|1.2

対右ミート|E 対左ミート|D パワー|E 走力|D 守備力|D

ブリュワーズからシーズン途中に移籍したベテランは相手先発が左投手の際、サードでスタメンに着く。2009年にはセカンドながら、36本塁打も放った。

30 LF/CF ヤング(右、右)

G|76 AVG|276 HR|9 RBI|24 SB|4 OBP|352 OPS|850 WAR|0.9

対右ミート|E 対左ミート|B パワー|D 走力|D 守備力|D

宿敵ヤンキースから移籍すると第4の外野手兼左殺しとして勝負強さを披露した。

 

投手陣

35 SP ポーセロ(右)

G|33 W|22 L|4 IP|223.0 K/9|7.63 BB/9|1.29 WHIP|1.01 ERA|3.15

平均球速|90.2 持ち球|ツーシーム、フォーシーム、チェンジアップ、カーブ、スライダー

去年9勝、防御率4.92に終わったが、今年は1年を通して安定した投球をし、22勝で最多勝に輝いたALサイヤング賞候補。登板時の援護点の高さはリーグトップと打線の援護にも恵まれた。投球スタイルはフォアボールが少なく、持ち球を低めに集める。

24 SP プライス(左)

G|35 W|17 L|9 IP|230.0 K/9|8.92 BB/9|1.96 WHIP|1.20 ERA|3.99

平均球速|92.9 持ち球|ツーシーム、チェンジアップ、カッター、フォーシーム、ナックルカーブ

投手歴代最高額となる7年2億1700万ドルの超大型契約で移籍した左腕。前半は勝利こそあげるものの、打ち込まれる場面が目立ったが、最終的には17勝で防御率3点台にまとめた。球威のあるツーシーム、チェンジアップ、カッターなどを両コーナーに投げ分ける左の本格派。

11 SP バックホルツ(右)

G|37 W|8 L|10 IP|139.1 K/9|6.01 BB/9|3.55 WHIP|1.33 ERA|4.78

平均球速|92.1 持ち球|ツーシーム、カッター、チェンジアップ、カーブ、フォーシーム

未来のエースと言われ続けながら、もう32歳。今年は前半戦、炎上を繰り返し、6〜8月まではリリーフに回ることが多かった。しかし、ナックルボーラーのライトが離脱してからローテに復帰すると、9月に3勝を挙げ本来の投球を戻しつつあり、プレーオフでの先発のチケットも手にした。

52 SP ロドリゲス(左)

G|20 W|3 L|7 IP|107.0 K/9|8.41 BB/9|3.36 WHIP|1.30 ERA|4.71

平均球速|92.8 持ち球|フォーシーム、チェンジアップ、ツーシーム、スライダー

ルーキーだった昨年に二桁勝利を挙げた左の速球派だが、今年は変化球の精度が改善されず、わずか3勝に終わった。しかし、後半戦は防御率3点台と好投し、バックホルツとともに尻上がりに調子をあげた。

31 SP ポメランツ(左)

G|31 W|11 L|12 IP|170.2 K/9|9.81 BB/9|3.43 WHIP|1.18 ERA|3.32

平均球速|90.3 持ち球|フォーシーム、ナックルカーブ、チェンジアップ、ツーシーム

今年、パドレスでブレイクし、オールスターにも選ばれた後、レッドソックスへトレードされた。しかし、移籍後大幅に成績を落とし(3勝5敗防御率4.71)、プレーオフではリリーフに回ることになりそうだ。

56 RP ケリー(右)

G|20 W|4 L|0 HLD|2 K/9|10.89 BB/9|5.40 WHIP|1.70 ERA|5.18

平均球速|96.3 持ち球|フォーシーム、スライダー、ツーシーム、カーブ、チェンジアップ

平均97マイル近い豪速球が軸の速球派。

28 RP ロスJr.(左)

G|54 W|3 L|2 HLD|8 K/9|9.11 BB/9|3.74 WHIP|1.25 ERA|3.25

平均球速|93.6 持ち球|フォーシーム、スライダー、カーブ 

68 RP バーンズ(右)

G|62 W|4 L|3 HLD|16 K/9|9.59 BB/9|4.19 WHIP|1.40 ERA|4.05

平均球速|96.8 持ち球|フォーシーム、カーブ、チェンジアップ 

29 RP ジーグラー(右)

G|69 W|4 L|7 SV|22 K/9|7.68 BB/9|3.44 WHIP|1.37 ERA|2.25

平均球速|93.6 持ち球|ツーシーム、カーブ、スライダー、フォーシーム

ダイヤモンドバックスではクローザを務めていたが、シーズン途中にトレードで移籍すると中継ぎに回った右の変則サイドスロー。レッドソックス移籍後も安定した投球を披露し、上原やキンブレルが故障で一時期離脱していた夏場にチームを支えた。

19 RP 上原(右)

G|50 W|2 L|3 HLD|18 K/9|12.06 BB/9|2.11 WHIP|0.96 ERA|3.45

平均球速|86.7 持ち球|フォーク、フォーシーム、ツーシーム

キンブレルの加入によりセットアップを任された今年は前半から不安定な出来で、夏場には故障で戦線離脱した。しかし、復帰後は安定した投球を続け、防御率0。

46 CL キンブレル(右)

G|57 W|2 L|6 SV|31 K/9|14.09 BB/9|5.09 WHIP|1.09 ERA|3.40

平均球速|97.3 持ち球|フォーシーム、ナックルカーブ

今年加入した100マイル近い速球を投げ込むMLB屈指のクローザー。ただ、今年はフォアボールが増え、さらに夏場には故障で一時期離脱するなど、今までの彼の成績に比べるとやや不本意なシーズンに終わった。

最後に見ていただいた方は是非下のボタンをクリックしていただけると幸いです。↓↓↓

また、コメントがあれば是非。必ず返信させていただきます。

Recent Posts
Follow
Categories
bottom of page