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盗塁数1位インディアンスがレスターを機動力でかき回せるか


レスターが一塁への送球に対して問題を抱えていることはもはや有名な話である。2014年シーズン、レスターはシーズンを通して一度も1塁へけん制を投げなかった。今シーズンMLBで盗塁数1位のインディアンスはレスターを機動力でかき回すという作戦は間違いなく作戦の一つだろう。インディアンスは43盗塁で盗塁王に輝いたデービスを始め、ラミレス、リンドーア、キプニス(足首は痛めているものの)と盗塁できる選手がラインナップに揃っている。

レギュラーシーズンの投手が左投手でランナー1塁のケースで、第1リードの平均が10.9フィート、第2リードの平均が22フィートだった。ただレスターが相手の場合、これが14.1フィート、23.4フィートに広がる。なお盗塁成功したケースの平均は11.1フィート、23.1フィートだ。つまりランナーはレスター相手だと平均で盗塁するために通常必要な第1リードよりも3フィートも大きくリードを取っているということになる。

今シーズン、レスターは28の盗塁を許しており、これはMLBで3番目に多い数字だ。

フランコーナ監督もこのことについて、

「我々は機動力がとても高いチームだ。従って足でかき回すことがレスターを攻略するのに役立つ可能性は大いにある。」と話した。

デービスは

「1塁ランナーとして出塁することはレスターの集中力を落とすこともできる。盗塁するだけではなく、ランナーとして我々は盗塁できるという脅威も与えることができる。これがレスターの投球に影響を与えることもある。もちろんその前に出塁しなければいけないのだが。」

NLCSの第5戦でドジャースは機動力でレスターを攻略しようとした。事実、ケンドリックは3盗に成功し、セーフティーバントなどで揺さぶろうとした。

また、最も有名なケースだと2014年のワイルドカードゲームでロイヤルズがアスレチックスの先発だったレスター相手に機動力を多様に使った。この試合でロイヤルズは7盗塁をし、レスター相手にも3盗塁成功した。この試合レスターはプレーオフでの登板でキャリアワーストの7 1/3回6失点でチームも敗退した。

明日の試合でインディアンスがここまでプレーオフ0点代と絶好調のレスター相手に機動力を積極的に使い、攻略することができるかは勝敗を占う大きなポイントとなるだろう。


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